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WHITE(ホワイト)
¥6,600
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GRAY(グレー)
¥6,600
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BLACK(ブラック)
¥6,600
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LIGHT GRAY(ライトグレー)
¥6,600
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LIGHT YELLOW(ライトイエロー)
¥6,600
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LIGHT ORANGE(ライトオレンジ)
¥6,600
Hiker’s CAP2025(ハイカーズキャップ)
キャップが出来上がりましたやっと出来上がった、、
正直そんな感想です(笑)
こんなことを言ったら怒られそうだけど洋服と比べてわりと作りやすいのがキャップいわゆる小物、グッズの部類ちなみにアパレル業界ではバッグや鞄の部類もファッショングッズなんて言われてちょっと下に見られた感じ?
お前らは所詮服の付属品だろそんなふうに下に見られた時に僕が言うのはグッチもヴィトンも元々鞄のブランドだぜ!エルメスだって馬具の後はハンドバッグだしね。
そんな事どうでも良いと思うかもしれないけどハンドバッグデザイナーとしては引けないところw
細かいですが業界としてはハンドバッグの袋物と鞄は分かれています。
それだけ専門的に異なる物なのです。
脱線しましたが、ガレージブランドでも洋服への取っ掛かりとしてキャップから手を付けるブランドも多い気がします。
取り付きやすいアイテムであり失敗し難いアイテムとも言える。
だからこそ安易に手を出すのではなくコレだ!って思えるまで製品化したくなかったのです!(他が安易だなんて思っていませんよ)
Hiker’s Capの詳細に移る前に僕のキャップへの考え方を説明させてください。形や用途、歴史などうんちく話しじゃなくて僕の独断と偏見で話します。
僕が山用キャップを意識したのはCAPOが始めてだった気がします。
今はもうなくなってしまったのか?いつからか見なくなってしまった。
オーストリアのブランドランニング用だったと思うのだけどメッシュやナイロンの薄くて軽い素材を使ったキャップ。今思うと別に何かに特化した感じもないのだけどなんとなくそれっぽい感じ。
派手じゃないところがよかったのかなぁ?
サイズ調節もなくシンプル価格も買いやすい値段だったような?
良くわかりませんがその良く分からなさが良かった面もありダメだったのかもしれない。しばらく気に入って被ってました。
そして僕の中で衝撃的だったのがイノッチのブランドwelldoneのサイクルキャップサイクルキャップとは自転車のヘルメットの下にかぶるキャップなのですが短いツバを上にクッと上げてかぶる姿がなんとも言えず、可愛くもありかっこよくもありました。
イノッチのが作るサイクルキャップはそれまでのスポーティーな感じとは少し違い素材やデザインが使い易い自転車のピチピチした服じゃなくても似合う感じと言えばいいのかな?
5、6個持ってます。
このサイクルキャップが発端のツバをクイっと上げる感じはUL好きの間で流行ってましたよね?
キャップに関しては山用キャップと言う完全な分け方はする必要ない気がしていてその辺は使う人次第なところがありますが比較的多い要素としては
軽いとか折りたためるなどソフトで軽いものそれが主流でしょうか?
その条件に当てはめようとするとどうしてもスポーティになる。
僕も以前は山を歩くスタイルとして化繊100%なスポーティーな服装が多かったです。でも山を歩いているうち氷の壁や岩を登る訳じゃないし服なんてもっと自由でいいんじゃない?
そんな考え方へ変わっていきそれがatelierBluebottleへと続き山と日常の線引きを設けることのない服を着ることが多くなりました。
そうした時に被るキャップってなんなんだろう?
気づくと普通の洋服屋さんで購入したキャップで山を歩いていたのです。
僕の欲しい僕の被りたい帽子って普通なんだよな〜
普通なんだけど好んで被るキャップの共通点、
①それはツバがしっかり硬いこと
②ロゴが入っていないこと
③深いこと
④ちゃんとサイズ調整できること
①ツバがしっかりしている。
軽さや折りたためるとは真逆。
でもキャップをポケットにしまうことってほぼ無い。むしろ折りたためる柔らかさが仇となり、タンスの奥で変な形に押し込まれ2度と綺麗なツバにならないことも多々。
そんなことよりいつなんどきも同じ形で決まっていることやちょっとしたアールの感じカジュアルだけどスポーティではない。雨が降った際にもヘタレることがない長さもメガネに雨がかからないとは言えないけどかかり難い絶妙なバランスを目指しました。
②ロゴが入っていないこと。
これは服にも言えるのですがブランドロゴ全面が苦手です。
なんでお金出してあなたのブランドの広告しないといけないの?
頭がおかしいと思われるかもですが僕は昔も今もその考えなのです。
Leicaもあの赤いロゴがなければ欲しいんですけどね。
ポルシェの様にロゴがなくてもそれだとわかる。
そんなものづくりを目指したいと思っています。
(あくまで理想なのでポルシェになれるとは思っていません)
でもポルシェを乗ってることであぁそっち側の人ねって思われるのもなぁ、、
乗れないから関係ないかww
矛盾しているのですがアウトドアブランドだけはロゴ自体が機能を保証している感じがして、袖口などにワンポイントで入れたりもしています。
だから無理やりロゴを入れるのはやめてシリコンのMush Bandをつけています。そうすることでベルトループの役割も!
③深いこと。
僕は頭が大きい方ではないのですが少し尖っています。
大袈裟に言うとスタートレックのコーンヘッド?
そして天然パーマで尚且つ毛の量が多い、、
浅いキャップだとすぐに脱げてしまうのです。だから深めにしています。
深めにしたことの弊害として頭が小さい方など深く被った場合耳に当たる感じが気になることがあるかもしれません。まぁ被り方を調整すれば良いのですが。一応。
④ちゃんとサイズ調整できること。」
今回は1サイズのフリーサイズとしています。
我が家では僕のキャップを奥さんが、奥さんのキャップを僕が。
身長差で30cm近くある僕らが唯一共有できるアイテム。
それがキャップなのです。
たまに靴下を間違えたまま履いていることはありますが、、
そんなこともありワンサイズにさせてもらいました。
その分サイズ調整方法はこだわらせてもらいました!(キリッ)
ゴムにするのか?ベルトにするのか?
丸紐?平紐?
同一素材なのか?
別の素材を使うのか?
金具なのか?
プラなのか?
軽さを求めるなら絶対プラ。でもツバに芯を入れたことで軽さがポイントではない。
カジュアルだけどスポーティーではない。大切なのは緩めることより締めること。
風が強く吹き始めた時などすぐに締められる。
そして緩まない。
締めやすく緩まない。
そうして選んだのが今回の金具なのです。
専門用語で言うならばコキ。
あえて金属を選んだことで条件をクリア。金属なんてはなから除外しそうですが固定概念を捨て機能を優先して考えることでこのパーツにたどりつき
特徴の少ないこのキャップの中でちょっとした個性を出してくれているのが面白い。
形態は機能に準ずるform follows function。
ちょっと大袈裟ですがそんな感じです。
金具を止めるパーツをゴムにすることで締め付けられる感じを減少させています。
そしてベルトループはシリコンのマッシュバンドを使っています。
唯一ここがブランドロゴ入り気に入らなければ取ってもらって違う何かに使ってくださいw
(ベルト先の形状、2023年9月販売分から下記画像のように改良しています。)
あ、⑤と言いますか素材なのですがこれも重要ですね。
僕はキャップに防水性は求めません、レインのフードを被ればいいし
キャップのつばに雨が染み込んでそれが後ろに周りこむこともない。
蒸れが重要ですがメッシュにするのはちょっと、、
風合いは好きだけどコットンはさすがに、、
そこで選んだのがシャツライトに使用している素材。
このナイロンが厚み、通気感、軽さとてもバランスが良く試しに試作したらとても良い!
軽さ、通気性、見た目、どれかに突出させるのではなくバランス重視。
いや、結局見た目なのかな、、でも見た目は大事!
機能だけの頭でっかちも良くないしアイテムによって何を優先させるのか?
その辺はその都度バランスを見ながらねw
それと意外に大事な汗止め、トリコットを使用しているのである程度の汗は吸収してくれます。
この辺のアイデアは生産をしてくれるアクシーズの柳谷さんのアイデアを元にしています。被り物の知識はさすがです。
山向けキャップがたくさんある中で僕らが何を目的に作るのか?
一見なんの変哲もないただのキャップなのですが
変哲のない中でどれだけ作り込めたのか?
簡単なアイテムでも奥が深い。そう言えばそれっぽく聞こえるけど、あ、売れるしキャップでも作るか!
そんな安易な考えではないことだけは理解していてもらいたいのです。
たかがキャップされどキャップ。
全てが作れる様になった今だからこそこのキャップになったのだと思います。そんなハイカーズキャップをどうぞよろしくお願いします。
素材 :ナイロン100%
サイズ :1サイズ